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センター長よりご挨拶


総合解剖センター長
玉木 敬二

 京都大学医学部は1899年(明治32年)に創立され,解剖学,病理学,法医学の各教室もそれぞれ1899年,1900年,1902年に開講しました。各教室では人体解剖や研究を別々の建物で行っておりましたが、これらの人体解剖を軸とした肉眼・組織形態学の教育及び研究を集約し統合的に遂行するため、病理学の翠川修教授(初代センター長)らのご尽力により、1981年に総合解剖センターが開設されました。

 1982年より現在の建物での運営が開始されています。当センターは系統解剖の実習室,病理解剖室,法医解剖室,CT画像撮影室,標本作製室,標本保管庫,医学資料室を備え,学生講義室および組織学実習室が配置されています。2003年からは医学研究科の研究者を対象として組織標本・バーチャルスライド作製,免疫組織化学,電子顕微鏡写真撮影など,形態学に関する総合的な研究・教育支援を行っています。組織標本作成や電子顕微鏡利用などは、京都大学の他研究科だけでなく、学外からも多くの支援依頼があり人員や設備を整備していますが、今後はネットによる機器利用予約などの新しいサービスの充実を目指しています。なお、2007年からは当センター内に先天異常標本解析センターが移転し,現在は連携協力して当センターの運営・大学院生の教育に当たっています。

 総合解剖センターは本学における人体形態学の多角的な教育・研究の発展のため,これからも努力して参りますので、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

玉木 敬二