業務の概略
センターの業務には管理運営業務、教育・解剖支援業務、形態研究支援業務がある。
Ⅰ:管理運営業務
全ての業務がセンター長の管理下にあり、教員及び総括主任がこれを補佐している。
Ⅱ:教育・解剖支援業務
- 解剖支援業務
- 系統解剖支援業務
西ウィング地階に系統解剖実習室を備え、医学部や医学・医療関係各種学科・学校などの系統解剖実習を支援している。 - 病理解剖支援業務
東ウィング2階に病理解剖実習室を備え、京都大学病院や他病院の病理解剖を支援している。 - 法医解剖支援業務
東ウィング1階に法医解剖実習室を備え、京都府警の委嘱を受け、法医解剖を支援している。
- 系統解剖支援業務
- 学生教育支援業務
- 標本作製支援業務
形態学の教育に用いる各種の標本を作製している。 - 資料作成支援業務
標本のデジタル画像・バーチャルスライドやテキストなどを作成している。
- 標本作製支援業務
Ⅲ:形態研究支援業務
- 組織学的研究支援室
通常の病理組織標本の作製、特殊染色、免疫染色や蛍光染色などにも対応しています。免疫染色は、基礎検討からの依頼や、同一条件での多数サンプルの染色も気軽にご相談ください。また、特殊標本として、Tissuemicroarray(TMA)標本の作製も行っております。
バーチャルスライドスキャナ(浜松ホトニクス社,NanoZoomer S20)を利用した、作製標本のデジタル画像化も実施しています。無料の解析ソフトウェア(NDP.view2)を用いてご自身の端末でデジタルスライドを閲覧・加工することが可能です。
機械学習(AI)による自動分類や多重染色標本の画像解析ソフトウェア(インディカラボ社,HALO AI)を利用可能です。扱いやすいインターフェースで、プログラミングの知識なしに組織画像のセグメンテーションや解析が実施出来ます。
詳細は組織学的研究支援室までお問い合わせください。 - 電子顕微鏡室
電顕室には、超薄切片を作製して超微細構造を観察する透過型電子顕微鏡(TEM)、組織の表面立体構造を観察する走査型電子顕微鏡(SEM)および集束イオンビーム走査型電子顕微鏡(FIB-SEM)の三種類があります。連続断層像から3D構造を再構築する手法として、当施設ではArray Tomography法およびFIB-SEMTomography法の利用が可能となっています。