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当センターについて

センター長よりご挨拶

 医学部附属総合解剖センターは、従来は別個に実施されてきた解剖学、病理学、法医学など人体解剖に関わる形態学教育や日常解剖業務を、一つの建物で総合して実施することができるようにと、病理学の翠川修教授(初代センター長)らのご尽力により、1981年に開設されました。

 当センターには、系統解剖の実習室、病理解剖室、法医学解剖室、CT画像撮影室、標本作製室、標本保管庫、医学資料室を備え、学生講義室および組織学実習室が配置されています。2003年からは医学研究科の研究者を対象として組織標本・バーチャルスライド作製、免疫組織化学、電子顕微鏡写真撮影など、形態学に関する総合的な研究・教育支援を行っています。組織標本作成や電子顕微鏡利用などは、京都大学の他研究科だけでなく、学外からも多くの支援依頼があり、今後はオンラインによる機器利用予約などの新しいサービスの充実を目指しています。なお、2007年からは当センター内に先天異常標本解析センターが移転し、現在は連携協力して当センターの運営・大学院生の教育に当たっています。また当センターの4階に、医学研究支援センターが2015年に移転し、遺伝子発現解析や質量分析など広範な研究支援を行っています。

 総合解剖センターは本学における人体形態学の多角的な教育・研究の発展のため、これからも努力して参りますので、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

総合解剖センター長
萩原 正敏