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竹林 浩秀 教授

ご挨拶
 2024年4月より、附属総合解剖センターで初めての教授として着任いたしました。既に系統解剖学の講義や実習が始まり、忙しくも充実した時間を過ごしております。

 私は、京都大学医学部を卒業後に研究を志して大学院に進学し、成宮周先生の研究室にて学位を取得いたしました。その後、研究所や大学など様々な環境で研究と教育を行なってまいりました。前任の新潟大学医学部では、多岐にわたる役割を担当し、大学教員としての基礎を学ばせていただきました。
 久しぶりに京都に戻り、変わったところや変わっていないところを見つけながら、二重の楽しみ方をしております。自由な学風で、学問をする雰囲気は、やはり京大ならではと感じております。新しい出会いとともに、友人や知人と久しぶりに再会することができてたいへん嬉しく感じております。恩師の先生方にお会いした際には、様々な温かい励ましの言葉をおかけいただきました。

 今後は、附属総合解剖センターや学内外の皆様と連携をしながら、系統解剖学の教育を担当するとともに、解剖学の立場からご遺体を用いた外科トレーニング(CST)の実施にも貢献してまいります。京都大学医学部の学生さんには、創造的な仕事に挑戦するような気概をもってもらいたいと考えており、その挑戦をサポートしていきたいと考えています。私自身は、これまで、グリア細胞の発生のメカニズムや神経疾患の病態解明について研究を行ってまいりました。これらの研究プロジェクトを発展させるとともに、京大ならではの新たな展開を目指して研究を行なっていきたいと考えております。これからどの様に研究を発展させ、次世代の育成に貢献していくことができるのか、自分自身でも楽しみにしております。皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 竹林浩秀