献体手続き

献体登録者(会員)が亡くなられたら

献体登録者(会員)が亡くなられた時、献体のための手続きを実際に行うのはご遺族、あるいは身近な方です。ご遺族の方は、十分にご家族でお話し合いになって「献体の可否」について再度ご確認下さい。
入会後、諸事情により献体をとりやめられる場合は、白菊会までご連絡下さい。
(連絡がない場合は、いつまでも生存会員として取り扱われることになりますので)

注意事項

※会員の方が亡くなられても献体できない場合があります。

  1. 感染症が陽性であった場合(例:HIV、B型、C型肝炎、梅毒、結核など)。
  2. 自殺、事故で亡くなられた場合(例:轢死、溺死、焼死など)。
  3. 死亡後の発見が遅れた場合。
  4. 病理解剖や司法解剖を行った場合。
  5. 臓器提供を行った場合(献眼は可)。
  6. 旅行中など遠隔地で亡くなられた場合。
  7. その他、献体に適さないと判断された場合。

献体を実行していただくには以下のことをご遺族の方にお願いすることになります。

1. 大学への電話連絡(亡くなられてから24時間以内)

平日の場合は9時~17時の間に京大白菊会事務局(075-753-4499)に ご連絡下さい。
※時間外(平日の17時以降)・土曜日・日曜日・祝日・年末年始等の献体のご連絡は京都公益社(075-221-1000)へ「白菊会への『ことづて』を委託」して下さい。
京大医学部への「サービス」として連絡を請負っていただいております。

但し、担当者へ連絡がつくまでに相当の時間がかかる場合や、深夜・早朝連絡は、連絡がつかない場合がありますので、可能な限り平日(9時から17時まで)に白菊会事務局へご連絡下さい。

  1. お電話で次の事項についてお知らせ下さい。
    • 会員番号、会員氏名
    • 死亡日時、死亡場所(病院、施設等の連絡先)、主治医の氏名
    • ご遺族の代表者氏名、ご連絡先、会員との続柄
  2. 大学側が病院等(主治医)と連絡を取り、ご遺体の状態を確認いたします。
    ※京大白菊会の会員であってもご遺体の状態、または病状(事故や感染症等)により献体をお受けできない場合がありますので予めご了承下さい。
  3. ご遺体の状態を確認した結果、献体をお受けすることが可能か否かをご連絡いたします。
    その際、可能であれば、次の事項についてお尋ねいたします。
    • 通夜、葬儀の有無
    • 大学へご遺体をお引き渡しいただける日時、場所

※お引き取りは亡くなられてから72時間以内とさせていただきます。

2. 必要書類等の用意

献体の事務手続きをさせていただく際に次の書類等が必要となります。

  1. 死亡診断書のコピー1部
    死亡届(死亡診断書)を市役所又は区役所へ届け出る前に、そのコピーをとっておいて下さい。
  2. 埋・火葬許可証
    死亡届(死亡診断書)を市役所又は区役所へ届け出ると、引き換えに交付されます。
    届け出の際、火葬場所を「京都市中央斎場」とご指定下さい。
    故人の本籍地か死亡地、あるいは届出人の居住地の市区町村役場より交付されます。
  3. ご遺族の代表者の認印
    事務手続きの書類に署名・捺印をいただく必要がありますので認印をご用意下さい。

3. お迎え、事務手続き

大学からお迎えに上がった際は、出棺前に事務手続きをさせていただきます。
※時間外、・土日・祝日・年末年始等の場合は、委託の民間業者(京都公益社)がお迎えに上がり、事務手続きは後日、大学にお越しいただくことになります。

  1. 死亡診断書のコピー1部、埋・火葬許可証をお預かりいたします。埋・火葬許可証は火葬後、ご遺骨とともに返還いたします。
  2. 解剖に関する遺族の承諾書(大学より持参)にご遺族の代表者が署名・捺印していただきます。

ご遺体との最後のお別れが終わりましたら、出棺となります。
これ以降、ご遺体と対面することはできませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。
※ご遺骨のご返還は通常1年~3年後になります。(状況によっては3年以上かかる場合があります。)